生活習慣病の人口データ〜にほん村のお話し〜

メタボの方は、

「このままだと生活習慣病を発症する可能性が高まり
ます」

と一度は言われたことがあるのではないでしょうか?

では、現在どのくらいの方が生活習慣病を発症して
いるかご存知ですか?

今回は、
先日ご紹介した「まるごとわかる!生活習慣病」の
内容をもとに、

生活習慣病の人口データを「昔ばなし風」にお伝えし
ます。

気になる方はぜひ著書もチェックしてみてくださいね。

坂根直樹(2018)まるごとわかる! 生活習慣病』南山堂.

むかしむかしあるところに、にほん村という小さな村が
ありました。

にほん村には100人の人が住んでいます。

そのうち、男性が49人で、女性は51人です。

また、88人が大人で、12人がこどもです。

大人のうち、28人が65歳以上の高齢者です。

昔と比べると、だんだん元気なお年寄りが増えてきて
います。

みんな仲良く暮らしている小さな村です。

にほん村には「生活習慣病」の人がたくさんいます。

そのためにほん村の病院はいつも忙しくしています。

にほん村のうち、

34人が血圧が高い人で、8人は病院に通っています。

また、100人のうち、8人が血糖が高く、

8人が糖尿病の予備軍です。

(軽度の人も含めると、糖尿病の人は16人ですね。)

このうち2人は病院に通っています。

そして、

自覚症状はありませんがコレステロールや中性脂肪が
高い人もいます。

このうち2人が病院に通っています。

村の2人がアルコールで肝臓が弱っています。

(アルコール性肝障害)

28人の人が、アルコールは飲まなくても肝臓が傷つ
いています。

(非アルコール性脂肪性肝疾患)

村には、歯医者さんに通っている人も3人います。

にほん村の医療機関ではスタッフさんたちが今日も
忙しく働いているようです。

・・・村の人たちが内緒で教えてくれたのですが、

にほん村の人たちが亡くなるとき、

30人ががんでなくなり、

16人は心臓の病気でなくなり、

11人は脳の病気でなくなり、

10人が肺炎でなくなるそうです。

どれも生活習慣病と呼ばれる病気です。

にほん村では生活習慣病にかかる人が多くなっていま
す。

いかがでしたか?

続きのお話もお楽しみに・・・

<参考文献>

坂根直樹(2018)まるごとわかる! 生活習慣病』南山堂.

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