メタボを改善するには、
何をどのくらい食べたらいいですか?
よく、
「メタボを改善するためにはどんな食事が良いですか?」
と聞かれます。
今回は、「メタボを改善する1食分の食品と量」
というテーマでお伝えしますね。
1.「メタボを改善する食べ物」はない
残念ながら、「この食品を食べればメタボにならない」
という食品はありません。
理由は、
人の体は様々な食品から栄養を取ることで
体の機能を保っているためです。
2.メタボにならないための食品の取り方
人の体は毎日たくさんの臓器や器官を働かせるために、
さまざまな栄養素を必要としています。
1日に摂取が推奨されている食品の種類は30品目以上です。
日々それだけ多くの栄養素が必要ということですね。
3.メタボを改善する1食分の量
では、1食の量を見てみましょう。
<1食分の量>
主食 普通茶碗1杯 180g (コンビニのおにぎり2個分)
主菜 肉、魚、卵、大豆製品1品 (片手のひら1枚分)
副菜 野菜、きのこ、海藻類2品 (握りこぶし2つ分)
主食は、ごはん茶碗1杯分。
コンビニのおにぎりなら2個までOKです。
主菜(メインのおかず)は、
指を除いた片手のひらの大きさが目安です。
これでお肉だと約100gほど。
焼き肉だと5枚、ステーキだとはがき半分くらいです。
以外と少ないと思われた方も多いのではないでしょうか?
副菜(野菜のおかず)は、小鉢2皿分。
握りこぶし2つ分と覚えて、
手軽に量を確かめてみてくださいね。
こちらの量を目安に、1食の食事を整えましょう。
主要な栄養素である炭水化物、たんぱく質、
脂質の量がバランス良くなり、適正量に近づきます。
また、副菜をしっかりとることで、
体の調子を整えるために必要な
ビタミンやミネラルもとることができます。
ビタミンやミネラルは種類が豊富です。
できるだけ様々な食品から、
多くの栄養素をとり入れるよう工夫してみましょう。
こちらを参考に今日から1食分の食品と量を整えてみてくださいね。
<参考文献>
1)山崎准・ほか編(2019)『血糖値・血圧・高コレステロールを下げる食事術100 (TJMOOK)』板倉広重監修,宝島社