内臓脂肪と皮下脂肪ってよく聞くけど、
どう違うのかな?
1、内臓脂肪、皮下脂肪とは?
「体脂肪」には大きく分けて「内臓脂肪」と「皮下脂肪」があります。
内臓脂肪とは、腸の周りの脂肪(腸間膜脂肪)や、
胃の周りについている大網のことを指します。
皮下脂肪とは、文字通り皮膚の下についている脂肪組織のことです。
2、内臓脂肪と皮下脂肪は性質の違う脂肪
内臓脂肪の性質 → 「活発」⚡️
すぐに落ちるものの、検査データに異常をきたしやすい脂肪
皮下脂肪の性質 → 「おっとり」🌿
なかなか落ちないが、検査データにあまり影響しない脂肪
検査で指摘されるのは主に内臓脂肪の量です。
脂肪は体の中に貯蓄されているエネルギーとも考えることができます。
そこで銀行に貯められている貯金に例えると、
内臓脂肪 = 「普通預金」
すぐに減らせる → すぐに引き出せる
皮下脂肪 = 「定期預金」
すぐに減らせない → すぐに引き出せない
といったところでしょうか。
女性は皮下脂肪が多く、
減量に時間がかかることがあります。
一方男性は皮下脂肪は少ないですが、
内臓脂肪を指摘されることが多いです。
3、内臓脂肪→食事の調整や運動
皮下脂肪→ストレッチや筋トレ
内臓脂肪・・普段の食事と運動のバランスが崩れることが原因
主に上半身(お腹まわり)につく:りんご型肥満
→食事や運動でとりすぎたカロリーを調整することで落ちやすいです。
引用元:ライオン ウェルネスダイレクト
皮下脂肪・・運動不足で筋肉が硬くなっていたり、
筋肉量が低下して冷え・むくみやすくなっていることが原因
主に下半身(お尻、太もも)につく:なし型肥満
→体を温めたり、ストレッチや筋トレで筋力をつけて基礎代謝を上げると効果的です。
引用元:ライオン ウェルネスダイレクト
いかがでしたか?
脂肪の性質を知って減量に活かしてくださいね。
<参考文献>
坂根直樹(2018)『まるごとわかる!生活習慣病』南山堂.
小山圭介(2019)「「内臓脂肪」と「皮下脂肪」の違いと、効果的な減らし方」,<https://at-living.press/life/12855/>(参照2020-10-6)