なぜでしょう?
ときどき「そんなに食べていないのですが…」
とご相談されることがあります。
今回は、食べる量は少ないけれどなかなかやせない…
というお悩みについてお伝えしますね。

結論:
食べる量が少ないのにやせない人は、必要な栄養素が足りていない可能性があります。
栄養素の中には不足すると太りやすくなるものがあります。
その一つが、たんぱく質です。
たんぱく質 = 筋肉を作る元
筋肉量が増えると基礎代謝がアップするため、
脂肪が燃えやすい体になります。
そのため、たんぱく質が不足するとやせにくい体になります。
脂肪が燃えやすい体になるために必要な栄養素 たんぱく質
減量中で筋トレやウォーキングを頑張っている方には、
「たんぱく質をしっかり摂ってくださいね!」
とお声かけしています。

たんぱく質が豊富な食品は?
たんぱく質が豊富な食品は、
肉、 魚、 卵、 乳製品などです。

高カロリー、高脂肪だから、と減量中は避けてしまっていませんか?
これを機に積極的にお食事に取り入れてみてくださいね。
たんぱく質が豊富な食品
肉、 魚、 卵、 乳製品など
1日にとるたんぱく質の目安は?
一般の人が必要とするたんぱく質の量は体重1kgあたり0.8gが目安です。
筋トレなどある程度負荷がかかる運動習慣のある人は、
体重1㎏あたり1.2~2.0gのたんぱく質摂取を推奨されています。 1)
ただし、計算が難しいと感じる方も多いため、
まずは体重1kgあたり1gと覚えてくださいね。
体重1kgあたり1gだと、体重60kgの方は60g。
分かりやすいですね。
アスリートなど運動量が多い方は
1kgあたり2gまで計算することもあります。
60g分のたんぱく質をとるには?
下記のオレンジ色の表示が含まれるたんぱく質の量です。
参考にしてくださいね。

普段のお食事と比べていかがでしょうか?
たんぱく質は一気に摂るのではなく、
一食10〜20gを目安に毎食少しずつ摂るのが良いとされています。 2)
理由は、たんぱく質の合成・分解速度は早く、
一回の合成量には限界があるためです。
過剰摂取した分はカロリーオーバーとなり
脂肪の蓄積につながります。
普段のお食事に一品プラスするところから始めるのも良いですね。
まとめ
✔️たんぱく質は筋肉を作る元になる。
✔️筋肉量が増えると基礎代謝が上がるため、脂肪が燃えやすい体に。
✔️減量中もたんぱく質を摂取することが大切。
✔️毎食少しずつ摂るのが効果的。
いかがでしたか?
減量中もたんぱく質をしっかり取り入れて、
脂肪が燃えやすい体づくりを目指してくださいね。
<参考文献>
1)森永製菓.“プロテインにデメリットはある?過剰摂取した際のデメリットを解説”.かんたん、わかる!プロテインの教科書.
https://www.morinaga.co.jp/protein/columns/detail/?id=90&category=muscle,(2020-7-22)
2)森永製菓.“【タンパク質の必要量】タンパク質はどれくらい摂ればいい?”.かんたん、わかる!プロテインの教科書.
https://www.morinaga.co.jp/protein/columns/detail/?id=48&category=performance,(2020-7-22)